【「どうせ、できない」を「できるじゃん」に変える】

社会科・探究学習

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「いろいろ実践したいけど、どうせできないよなぁ」

この言葉は、かつてよく自分に言っていた言葉です。

植松努さんの言う「どうせ無理」並に、その後の思考がストップしてしまう言葉でした。

例えば、ベンチを使って朝のサークルをしたかったけど、

以下の理由を自分はあげていました。

・チャイムが鳴った瞬間に椅子に座っていないと遅刻と学年で決めている。

だから、まずは一斉授業の形で着席させなければならない。

・そのあと、ベンチを移動させるのは時間がかかるし落ち着かなくなる。

・他の先生の授業のときに邪魔になるだろう。

・中学生だと体が大きいしベンチの置き場が無いだろう。

現実的な制約はあって当たり前で、そこからできない理由を見つけるのは、簡単です。(生徒の短所を見つけるのが簡単なように)僕らは、現実的な制約があっても、実践できる方法を探していくことができます。むしろ、そういうときの方が燃えます。

そしたら、いい方法を見つけました。

掃除の時間後に、班の形にし、ベンチを設置して、さようならします。

(写真は、帰りの会あとのクラスの様子です)

次の日の朝、とりあえず班の席に座っておはよう。

おはようの挨拶のあとに、ベンチに移動です。

授業が始まる前に、子どもたちは思い思いにベンチを運んでいきます。

「ここは2つ並べて、休み時間の憩いの場にするんだ〜」

「窓際の机の横に置いて物置にしよ〜っと、先生いいですか〜?」

(聞く前に、もう移動しているんだけれども・・・)

ちなみに、同僚の先生たちには、普段から学級通信で交流をしていました。

あとは、保護者会で保護者に座ってもらい、生き生きと学級懇談をしている様子を

、お伝えしたり。そういうことで、理解を得ていったのかなぁと思います。

「どうせ、できない」が「できるじゃん」

に変わるのって、ほんの小さなきっかけなんだなぁと思います。

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