2021年4月に読んだ本11冊

今月読んだ本で、特に良かったのは『人新世の「資本論」』と『歴史をする』だった。

人間が商品の「価値」に振り回され、労働者は「機械」にも振り回される。生産過程でイキイキと動いているのは機械のほう。そして、自らの手で何かを生み出す喜びを失う。では、生徒や教師は何に振り回されている？
（100分de名著「資本論」を読んで思ったこと）#人新世の資本論
— 馬野友之 (@umat98) February 23, 2021

資本主義モデルではなく、コモンの領域を広げていこうとする動き。「コモン」を、みんなで管理していくことは、お金のやりとりで解決しようとすれば、簡単だろうけど、目指す社会はそこではないな。「コモン」を、管理するには、対話ができる底力が必要。#人新世の資本論
— 馬野友之 (@umat98) February 25, 2021

「緑の経済成長」を目指す先進国の取り組みは、社会的・自然的費用を周辺部へと転嫁しているにすぎない。p.86 →SDGsをは、ここをちゃんと理解してSから考える。#人新世の資本論
— 馬野友之 (@umat98) March 1, 2021

減速した経済社会をもたらす脱成長コミュニズムの方が、人間の欲求を満たしながら、環境問題に配慮する余地を拡大することができる。生産の民主化と減速によって、人間と自然の物質代謝の「亀裂」を修復していくのだ。p.320 #人新世の資本論
— 馬野友之 (@umat98) April 2, 2021

相互扶助と自治に基づいた脱成長コミュニズムp.358 #人新世の資本論
— 馬野友之 (@umat98) April 2, 2021

Bitly

古代ギリシア語のスコレー（閑暇）は、英語のスクール（学校）の語源p.68→学校に閑暇という余白の時間をどうデザインするかが、大事だと思うんだよな。子どもも大人も。 #100分de名著 #災害を考える
— 馬野友之 (@umat98) April 10, 2021

偏見は、探究することを諦めた人間の見解です。盲信の別の名だといってもよいと思います。（若松英輔）p.97 #100分de名著　 #災害を考える
— 馬野友之 (@umat98) April 10, 2021

君の中に真理が眠っているから、しっかりと感じて思い出すんだ　#１００分de名著　 #災害を考える　 #池田晶子
— 馬野友之 (@umat98) April 16, 2021

Bitly

「ファノンはフランス語を使って白人になろうとしたのではありません。何かに、誰かに、自分以外のものになる必要などまったくなかったのです。人間であること以外に何の存在理由もいらないのです。」p.45 #100分de名著 #黒い皮膚白い仮面 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 27, 2021

フランツ・ファノンの魂の叫びが心に迫るものがあった。「おお、私の身体よ、いつまでも私を、問い続ける人間たらしめよ！」伊集院さんのコメントには、深く頷いた。「考えることを「諦める」ことは完全な分断。「答えが出た」と思うことは偏見」https://t.co/K5gwerQrJY #100分de名著 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 29, 2021

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広場に必要なのは「ハードウェア」「ソフトウェア」「研修」であるという。これが三つ揃って文化になる。p.80→物理的な場作り、精神的な場作り、そしてその2つを使う実践の場。 #イドコロをつくる #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 18, 2021

「何かあったら、誰かにできる範囲で手伝ってもらえる」という感覚は人生に対する安心感になる。p.141 #イドコロをつくる　 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 19, 2021

イドコロとして見るなら仕事や組織は、現場と経営の解離が起きていないところがいい。立場によって発言力の差が大きくすぎるということになると組織は硬直する。p.197 #イドコロをつくる #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 20, 2021

イドコロとして人を鼓舞する仕事仲間の条件は、出世争いがないこと、身分による発言の正当性に差がつかないこと、人間関係ではなくて具体的な対象物に意識を向けられる文化、現場とマネジメントが乖離しないことの4点である。p.198 #イドコロをつくる　 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 20, 2021

体を動かして歩くためには立っているときのバランスを崩さないといけない。何か状況を動かすときは、バランスが崩れるときでもある。バランスが崩れつつも、致命的な転倒をしないのが歩くということだろう。p.220 #イドコロをつくる #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 20, 2021

そもそも人類は、文化、思想、生活様式など、相当な変種を選択できる生き物である。変化の振れ幅が大きいことは生息域を広げる可能性が高く、そこが人類の特性でもある。p.224　#イドコロをつくる　 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 20, 2021

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人類の歴史を動かしたのは、いつも対話だった。人は対話をやめたときに戦争を始めてしまう。人を支配し管理してしまう。p.70 #感じるオープンダイアローグ　 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 20, 2021

ケプダス病院の7つの原則
・すぐに助ける
・本人に関わりのある人たちを招く
・柔軟かつ機動的に
・責務/責任
・心理的な連続性/積み重ね
・不確実な状況の中に留まる/寄り添う/すぐに答えに飛びつかない
・対話主義
p.78 #感じるオープンダイアローグ　 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 20, 2021

私は、自分の気づきのプロセスや、その速度について、誰にも口を挟まれることなく、自分のペースで進めることができた。かれらは私に変容を求めることなく、ただ一緒に同じ方向を向いて歩んでくれた。p.110 #感じるオープンダイアローグ　 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 21, 2021

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社会的事象を追究する「視点」には、地理的な視点、歴史的な視点、関係的な視点がある。p.31→これを学びの地図で整理した単元の下にある小さな問をつくる切り口にする。#宗實直樹の社会科授業デザイン　 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 28, 2021

社会科は、一言で言えば「見えないもの」を見えるようにする教科p.60→これだと、「理科」とどう違うのか？もう一歩踏み込むと、人と人と、人と地球の間で起こる社会的事象を見えるようにする、ということ。#宗實直樹の社会科授業デザイン　 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 28, 2021

新聞を切り抜き、付箋に自分が感じた「問い」や、どの学年の教材になりそうか一言メモを書く。p.167→この一手間が教材化するときにフックになるね。#宗實直樹の社会科授業デザイン　 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 28, 2021

教材化を図る視点
1　子どもが主体的に追究できる教材
2　見方・考え方を働かせられる教材
3 現在の社会問題に対応する教材
4横のつながりを意識した教材
5 縦のつながりを意識した教材
6 人の姿が見える教材
p.176 #宗實直樹の社会科授業デザイン　 #読書ノート
— 馬野友之 (@umat98) April 28, 2021