【教室での個別学習チャレンジ ⑨ ミニテスト改革】

社会科・探究学習

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最近の自分への問いは、「どうすれば、自立して学ぶ生徒を育てることができるか」

基本的には、探究的な学習+個別化した学習で、来年度は進めていこうと思います。

今年度まで、授業の最初に、ミニテストの時間を5分毎回取っていました。

満点を獲得した生徒のみ、社会科係に渡して、名簿に丸がついて評価UP。休み時間などを利用して、社会科係の生徒に再テストを申し込み、満点を獲得しても、評価がUP。

B5を3分の1に切った5問を配布して、解くという方法でした。印刷をしたりカットする時間が、結構手間でもありました。生徒からも「思い出すいいきっかけになる」「勉強するきっかけになる」という声も聞こえてきたけれども、やっぱりやりっぱなしの生徒が多いのと、イマイチ個別に対応しにくい。「満点を取れば、評価が上がるのだから、ちょっとずるしちゃおう」という生徒もいたり。

来年は授業形態を変更していくのだけれども、このミニテストの時間は確保していきたい。このミニテストをきっかけに、「自分は何ができていて、何ができていないかをメタ認知していく力をつけてもらいたい」(もちろん、それだけで身につく力だとも思っていないですが・・・。)

教師が生徒を形成的評価するための方法としても使う。けれども、子ども自身がミニテストの取り組みから体験的に学んで、自分自身を成長させていく、自立するための方法として使っていかなければ、意味がないと思うようになったのです。先生が教えてくれるから、学ぶ。先生が教えてくれないから、学べない、というのは無しにしたい。

そのためには、ミニテストをこうしてみたらいいのではないかと思いました。

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出題は、口頭と大型テレビでのスライドでする(このためにタブレット導入する。学校のPCは起動が遅くて時間がもったいない。)

1〜3問目は、前回の授業から。4問目は、前々回の授業から。

5問目は、様々なジャンルからランダムで。

生徒は、このシートに答えを書く。

この「ミニテストシートシート」と、今までの「自立学習チャレンジシート」を、ファイルに保存していく。

そして、そのファイルを使いながら、毎週面談をする。

そうすれば、現段階の知識重視になっちゃっている入試対策をしつつ、もっと子どもたちが自立して学んでいくお手伝いができるのではないかと思うのです。

また、子どもたちの活動として、このファイルをお互いに交換して、

「ここ、こうやって勉強したらいいよ」とか、交流が生まれたらいいな、とか。

間違えた問題の答えを使って、相手に問題を出してもらったり。

年度末と、年度初めは多忙になるのは目に見えているので、今のうちから準備準備です。

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